舌下免疫療法
舌下免疫療法
毎年のつらいスギ花粉や、一年中続くダニによるアレルギー症状にお悩みではありませんか?「薬を飲んでも眠くなるだけで根本的に改善しない」「毎年この季節が来るのが憂鬱」という方におすすめしたいのが、アレルギーの根本治療を目指す「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」です。
当院では、スギ花粉症に対応する「シダキュア」と、ダニアレルギーに対応する「ミティキュア」を用いた治療を行っています。
日本の全人口の2~4割がスギ花粉症を抱えていると言われており、現代病ともいえる国民的なアレルギー疾患です。一方、ダニ(ハウスダスト)によるアレルギーは季節に関係なく、1年を通してくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみを引き起こすのが特徴です。
従来の治療(対症療法)は、抗ヒスタミン薬などの飲み薬や目薬を使って「今出ている症状を一時的に抑える」ことしかできませんでした。そのため、薬をやめれば再び症状が現れてしまいます。
これに対し、体のアレルギー体質そのものを徐々に変えて、「症状がそもそも出にくい状態」を作り出す治療法「免疫療法」の1つが舌下免疫療法です。
(当院では舌下免疫療養に加え、もう1つの皮下免疫療法も治療可能です)

舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)とは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)が配合されたお薬を舌の下(舌下)に1分間保持したあと、飲み込む治療法です。これを毎日少量ずつ体内に取り込むことで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー反応を起こしにくくします。
スギ花粉から抽出したエキスを錠剤にしたものです。スギ花粉が飛散している時期は体に過敏な反応が出やすいため、スギ花粉の飛散期(一般的に1月〜5月頃)を避けた「6月〜12月の間」に治療を開始します。
ダニの成分を抽出した錠剤です。季節による飛散の変動がないため、1年を通していつでも治療を開始することができます。

治療をスムーズに進めるためのステップです。最初は用量の少ないお薬から始め、1週間かけて体を慣らしたあと、維持用の用量へとステップアップします。
事前の診察とアレルギー検査
まずは問診と、血液検査などでスギ花粉またはダニに対して本当にアレルギー反応があるかを確定させます(他院での直近の検査結果をお持ちの場合はご持参ください)。
初回の服用(院内で行います)
初めてお薬を服用する際は、まれに生じる強いアレルギー反応(アナフィラキシーなど)を防ぐため、必ず院内で服用していただきます。服用後30分間は院内で待機し、副作用がないかを確認します。
この日から1週間は、低用量のお薬(シダキュア2,000JAU、またはミティキュア3,300JAU)を毎日1回、ご自宅で服用していただきます。
2週目からの増量(維持期へ移行)
低用量のお薬で問題がなければ、2週目からは本来の効果を出す高用量のお薬(シダキュア5,000JAU、またはミティキュア10,000JAU)に移行します。
定期的な通院
その後は月に1回(4週間に1回)通院していただき、お薬の処方と体調チェックを行います。これを3年〜5年継続していきます。
以下は一般的な3割負担の方の費用目安(医院での診察・処方費用 + 薬局でのお薬代)です。
| 3割負担の方 | |
|---|---|
| シダキュア(スギ花粉症) | 2,500円前後/月 |
| ミティキュア(ダニアレルギー) | 3,000円前後/月 |

舌下免疫療法は長期間の治療が必要となりますが、毎日決まった時間に1分間お薬を舌の下に置くだけですので、慣れてしまえば習慣化しやすい治療です。
「毎年スギ花粉に振り回されたくない」「部屋をいくら掃除してもダニの鼻炎が治らない」とお悩みの方は、ぜひ一度お気軽に当院へご相談ください。一人ひとりの体調やライフスタイルに合わせて、無理なく続けられるようしっかりサポートいたします。
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