睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の診断には、体内の酸素飽和度を測定する「簡易検査」と、簡易検査が陽性だった場合に行う「精密検査」があります。精密検査は、心電図や脳波などを調べるポリソムノグラフィー(PSG)検査を入院して実施するのが一般的ですが、当院では簡易検査・精密検査ともに貸し出し(1泊2日)が可能なため、入院せずに検査を受けていただけます。入院検査に比べて時間や費用の負担を軽減できますので、お気軽にご相談ください。
AHI(無呼吸低呼吸指数)が基準を満たす場合(簡易であれば30以上、精密であれば15以上)CPAPをご提供しています。その後1ヶ月に1回のペースで受診いただきます。
| 1割負担 | 900円(税込) |
|---|---|
| 2割負担 | 1,800円(税込) |
| 3割負担 | 2,700円(税込) |
| 1割負担 | 2,180円(税込) |
|---|---|
| 2割負担 | 4,360円(税込) |
| 3割負担 | 6,540円(税込) |
| 1割負担 | 1,320円/月(税込) |
|---|---|
| 2割負担 | 2,630円/月(税込) |
| 3割負担 | 3,950円/月(税込) |
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に一時的に呼吸が止まる疾患です。睡眠中、平均して1時間に5回以上起こり、それぞれ呼吸停止が10秒以上認められる場合には、この疾患の可能性があります。代表的な症状は“いびき”で、眠りが浅くなるため、日中に強い眠気や倦怠感を生じることがあります。放置すると、血管・心臓・脳に大きな負担がかかり、高血圧症や狭心症、心筋梗塞、脳卒中などを合併することもあります。できるだけ早く診断し、治療をはじめることが大切です。
原因には鼻から喉頭(のどぼとけ)にかけての狭窄があります。狭くなった気道のすき間を空気が通ることで“いびき”が生じます。いびきの要因は、肥満による首や喉(のど)まわりの脂肪沈着、あごが十分発育していない小顎症(しょうがくしょう)、扁桃肥大、舌根(ぜっこん)・口蓋垂(こうがいすい)・軟口蓋(なんこうがい)による狭窄など、解剖学的なものがあります。また、加齢や睡眠時における呼吸の調節能力の低下など、機能的な要因も関連します。
睡眠時無呼吸症候群は、男性は30~60代によくみられ、女性は更年期以降に多く、閉経によるホルモンバランスの変化も一因とされています。

大きく分けて2種類あります。1つは、呼吸運動は保たれているものの、上気道のどこかの閉塞によって、鼻・口の気流が停止する「閉塞性」の睡眠時無呼吸症候群(以下、「閉塞性」)です。もう1つは呼吸運動そのものが停止する「中枢性」の睡眠時無呼吸症候群(以下、「中枢性」)です。「閉塞性」は世界的にも有病率が高く、様々な循環器疾患と関連することがわかっています。

「閉塞性」は、高血圧の原因になる可能性があり、患者さんの半数に高血圧が認められ、高血圧患者さんの3割に「閉塞性」が認められるという報告もあります。また、薬物治療に抵抗性のある高血圧症に、「閉塞性」が隠れている可能性も指摘されています。
「閉塞性」は心臓に負担がかかり、心機能を低下させる可能性があります。心不全患者さんに睡眠時無呼吸が合併しやすいことや、「閉塞性」を合併している心不全患者さんでは、治療しない場合、死亡率が格段に高まるという報告もあります。
「閉塞性」は不整脈を合併することが多く、無呼吸の増加や低酸素血症の悪化に伴い、合併頻度も高まります。とくに夜間の不整脈は、半数近くの「閉塞性」患者さんに認められ、重症例では、その発症リスクが2〜4倍に高まるとされています
冠動脈疾患を有する方が「閉塞性」を合併する率は、冠動脈疾患のない方の約2倍といわれています。
「閉塞性」は脳卒中の発症リスクが高まるとされています。とくに50歳以上では、脳卒中および死亡リスクが閉塞性でない方の約2倍という報告もあります。

睡眠時無呼吸症候群の診断には、ご自宅で検査可能な「簡易検査」と、簡易検査が陽性だった場合に行う「精密検査」があります。
簡易検査は手指や鼻下にセンサーを装着し、睡眠中の呼吸などを調べます。精密検査は、心電図や脳波などを調べるポリソムノグラフィー(PSG)検査を入院して実施するのが一般的ですが、最近では精密検査もご自宅で検査が出来るようになってきています。
簡易検査は重症の睡眠時無呼吸症候群の発見に有効ですが、軽症や中等症の発見には精度の面で精密検査が適しています。手術の適応なども精密検査で判断します。
※当院では簡易検査・精密検査ともに貸し出し(1泊2日)が可能なため、入院せずに検査を受けていただけます。入院検査に比べて時間や費用の負担を軽減できますので、お気軽にご相談ください。
AHI(無呼吸低呼吸指数)が基準を満たす場合(簡易であれば30以上、精密であれば15以上)CPAPの適応となります。
治療には対症療法と根治療法があり、症状の程度や原因に応じて選択します。代表的な対症療法には、CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)とマウスピース療法があります。

CPAP (シーパップ) 療法
CPAP療法は中等度から重症度に有効な治療法です。睡眠中に鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道を開存させて治療します。睡眠中の無呼吸・いびきが減少し、眠気の改善や血圧を下げる効果も期待できます。

マウスピース療法
マウスピース療法は軽症度に適した治療法です。睡眠時にマウスピース(スリープスプリント)を装着し、下あごを前方に出すように固定することで、上気道を広く保ち、無呼吸やいびきの発生を防ぎます。

根治療法
原因が肥満の場合は減量が根治療法であり、対症療法を組み合わせて進めます。あごの小ささや扁桃肥大などが原因の場合は、手術が根治療法となります。鼻疾患を有している場合、マウスピースやCPAP療法で十分な効果が得られないことがあります。このような場合も手術が検討されます。
このほかに、口呼吸の予防・治療に有効な口腔筋機能療法や、寝る向きを矯正する体位療法などが有効なこともあります。
睡眠時無呼吸症候群は仕事や学業などに支障をきたすだけでなく、交通事故のリスクを高めてしまいます。また、高血圧や心不全・不整脈・心筋梗塞・脳卒中など、突然死につながることもある怖い病気です。
「家族にいびきを指摘された」「日中に強い眠気がある」など心当たりがあれば、早めの受診をおすすめします。
三木医院では、入院せずにご自宅で睡眠時無呼吸症候群の検査を受けて頂けます。お気軽にご相談ください。
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